直径0.9mmの小さなカメラ(涙道内視鏡)
涙道内視鏡は、径0.9mmの小さなカメラで涙点から挿入して涙の通り道(涙点→涙小管→涙嚢→鼻涙管→鼻腔)の内部を直接みることができます。術前に病状の把握するための涙道内視鏡検査や涙管チューブ挿入術・涙嚢鼻腔吻合術・涙小管形成術といった涙道手術に用います。
涙がでる(流涙症)は様々な原因で起こりますが、涙道閉塞が原因の流涙症には内視鏡を用いた「涙道手術」を行っています。涙の通り道(涙道)の内部は涙道内視鏡、涙道の出口側(鼻腔)は鼻内視鏡で診察することができます。内視鏡を用いることで、涙道と鼻腔の内部をモニター画面で確認しながら治療を行うことができるため、安全で体への負担が少ない(低侵襲な)手術です。
涙道内視鏡は、径0.9mmの小さなカメラで涙点から挿入して涙の通り道(涙点→涙小管→涙嚢→鼻涙管→鼻腔)の内部を直接みることができます。術前に病状の把握するための涙道内視鏡検査や涙管チューブ挿入術・涙嚢鼻腔吻合術・涙小管形成術といった涙道手術に用います。
涙の通り道は、目頭の涙点から鼻腔へとつながっています。涙の鼻腔側の出口を診察することができるため、術前診断、術後の処置(チューブ抜去など)そして涙道手術に用います。
本来の涙の流れる道(涙道)を再開通させる手術で、適応となる閉塞部位は、涙点狭小、涙点閉塞、涙小管閉塞、総涙小管閉塞、鼻涙管閉塞です。涙道内視鏡という直径0.9mmの小さなカメラで涙道の内側を確認しながら、狭くなっている部分や閉塞部をひろげます。涙道を再開通させて涙管チューブを挿入します。2~3ヵ月間留置した後、チューブは抜去します。外来手術(局所麻酔)で行います。
涙点閉塞や涙小管閉塞のうち涙点に近い部分から閉塞している重症度の高い状態にはチューブが挿入できないことがあります。また、程度の強い鼻涙管閉塞では、この術式では治療が難しく涙嚢鼻腔吻合術が必要となります。
涙嚢鼻腔吻合術は、涙嚢から鼻腔へと新しく涙の流れる道(バイパス)をつくる手術です。涙嚢炎や涙管チューブ挿入術では治らない程度の強い鼻涙管閉塞に行います。鼻内視鏡を使用して鼻腔から行う方法(鼻内法)のため、顔面に傷を作るつくることはありません。手術には入院が必要のため、院長が大阪赤十字病院などの医療機関で執刀しています。術後の診療、鼻内視鏡検査、処置は当院で行っています。
先天鼻涙管閉塞は、生まれつき涙の通り道が鼻腔へとつながる部分が塞がっていることで、涙が鼻腔へと流れない状態となっています。まれなものではなく新生児の6~20%にみられます。症状は生後まもなくからの「なみだ」「めやに」です。1歳頃までに自然によくなることが多いですが、よくならないときには点眼麻酔で先天鼻涙管閉塞開放術(プロービング)を行っています。